スウェーデン留学備忘録

スウェーデン留学してる元夜行性大学生の備忘録。

私が体感したスウェーデンのキャッシュレス社会

 

私がスウェーデンにきて驚いたことの一つが、超キャッシュレス大国だったということです。

スーパーやレストラン、カフェなどではもちろんのこと、交通費や友達と割り勘する際にも、カードやアプリで決済ができてしまいます。

 

さらに、都心部のカフェなどの多くは、現金を使うことができません。

その場合は、ちゃんと張り紙等してくれているので安心してくださいね。

 

個人的な意見ですが、現金をあまり使わなくすることで、レジはスムーズに進みますし、強盗の被害も少なくなりそうですよね。

 

 

スウェーデンの代表的な決済アプリに、Swishというアプリがあります。

これは、自身の携帯番号とbank IDと呼ばれる番号を提携させることで、支払いができる仕組みになっています。

例えば、友達とご飯に行って、割り勘をする時、相手の電話番号を指定すると決済ができたり、自分のSwishQRコードを出して相手に読み取ってもらうことで、決済できるという、とても画期的なアプリなのです!

 

実際、私がスウェーデンの友人たちと飲みに行った時、カウンターで飲み物買ってきて〜Swishで払うから〜と言っていました。

残念ながら、このアプリを使うためには、パーソナルナンバーと呼ばれる個人識別番号と、スウェーデンの銀行口座が必要になります。しかし、パーソナルナンバーは、1年以上滞在する場合しか付与されないため、10ヶ月しかスウェーデンにいない私は利用することができません。なので私がスウェーデン人と割り勘する際は、現金で支払うしかありませんでした・・・。

財布を持たずに手帳型のスマホケースにカードを入れているひとや、カード入れしか持っていない人が多かったので、現金で割り勘するのは、少し申し訳なく感じられましたが、こればかりは仕方ありません・・・。

 

ちなみに、スウェーデンでは、ネットで医者からの診断を受けることができます。例えば、処方箋の必要な薬が欲しいけど、病院が近くにないときに、オンラインで医者と連絡を取り合うことができますが、物によっては、このbank IDでログインしないと利用できないものもあり、外国人である私は利用できないサイトもありました。

 

また、このパーソナルナンバーは、通販で物を買う時、受け取るときや、病院で、警察で、色々な場面で尋ねられますが、私は代わりに移民庁で登録した居住カードを見せていました。

 

話が少しずれましたが、 Swishは本当にスウェーデンの生活に根付いており、私の住んでいるところは保温等に田舎なのですがそこで開催された市場などでも、Swishの番号を張り出していることもあり、これにはかなり驚きました。カード決済においても、おじいちゃんおばあちゃんも当たり前にようにカードで決済しており、日本ではあまり見ない光景だなぁ、と感心していました。

 

交通費においても、各地域ごとに必ずと行っていいほど、交通系のアプリがあります。

私はスウェーデン中部のノルウェー側にある、Värmlandという地域に住んでいますが、Värmland trafikというアプリがあり、そこで、時刻表を見たり、検索したり、バス停の位置を地図で確認したり、遅延状況などを表示してくれたり、切符の支払いもできます。スウェーデン交通機関の多くでは、現金が使えません。なので前もってチケットを買っておくか、カードで車掌さんに払うか、アプリでチケットを購入するか、という風になります。

 

簡単に、スウェーデンというキャッシュレス大国に半年ほど住んで見て感じたことをまとめて見ました。やはり日本に比べてキャッシュレス化はかなり進んでいます!!!!

とは言え、現金が全く使われていないわけではありません。日常的に現金を利用している人もいますし、だいたいのコンビニやスーパーでは現金で支払うことができます。たまにですが、日本で作ったカードだと使えないよと跳ね返されることもありますので、長期的にスウェーデンに滞在する方は、少しは現金を持っていた方が安心できるかなと思います。もちろんですが、JCBはほとんど使えません。